World Beauty Open 美の追求をパフォーマンスの追求に ワールド・ビューティー・オープン(為替ヘッジあり)/(為替ヘッジなし)追加型投信/内外/株式

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ワールド・ビューティー・オープン(為替ヘッジあり)、ワールド・ビューティー・オープン(為替ヘッジなし)これらを総称して「ワールド・ビューティー・オープン」、「当ファンド」ということがあります。

  • ワールド・ビューティー・オープン(為替ヘッジあり) リスク費用

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ブランドバリュー

「美」を追求する企業への厳選投資を通じて、パフォーマンスを追求する。

ワールド・ビューティー・オープンは、確かなこだわりやプロの目利き力を有するチームが運用するファンドです。
「美」というテーマに魅力を感じる皆さまの信頼にお応えできるよう、「美」の安定性や成長性、イノベーションが期待される「美」を追求する企業への投資を通じて、中長期的な値上がり益の獲得をめざします。

三菱UFJアセットマネジメント

株式運用部 海外株式グループ

柳原 武士 チーフファンドマネジャー

ブランドバリューについて、ファンドマネジャーに聞きました!

取材日:2023年9月

「美」を追求する企業ってどのような企業?

「美」を追求する企業ってどのような企業?

ビューティー製品は、メーカー主導で発案・開発していく(オファードリブンの)要素が強い市場です。そのため、「美」を追求する企業の存在や姿勢がビューティー市場の形成には重要になってきます。
そういった市場であることを踏まえたうえで、このファンドでは「美」を追求する企業として、例えば、①「美」について積極的に研究開発をしたり、②「美」のブランドイメージを築き上げたり、③より多くの人が「美」を楽しめるよう努力するといったような企業を想定しています。

  • 「美」について積極的に研究開発する企業・・・例えば化粧品メーカー等、積極的に研究開発費を投じ、革新的な効果効能、機能性などを備えた製品を開発していくような企業があてはまります。例えばロレアル社は世界中に4,000名以上の研究開発人材を抱え、年間10億ユーロを超える研究開発費を投じています。それによって開発された成分などが、同社が持つ幅広い製品群で展開されています。
  • 「美」のブランドイメージを築き上げる企業・・・現代における「美」は、自己表現の手段でもあります。化粧品はブランドビジネスの側面がありますので、ブランドの歴史や精神をブランドイメージとして築き上げていくことも、企業が「美」を追求する1つの要素だと捉えています。
  • より多くの人が「美」を楽しめるよう努力する企業・・・例えば、AI制御で化粧品を顔の細かい部分まで均等に塗ることを助ける携帯型デバイス等は、主に手や腕が不自由な人の美容ニーズを満たすために開発されたものです。こういった技術を開発している企業は、より多くの人が「美」を楽しめるような努力をしていると考えられ、「美」を追求する企業と捉えています。

「美」の安定性や成長性って?

「美」の安定性や成長性って?

安定性:

美しくありたいという美の追求は、国・地域や年齢などに関係なく共通で、その根源的な欲求が需要を支えています。そのため、ビューティー市場を支えるビューティー関連消費は非常に安定的なものと考えられ、実際に、ビューティー市場は長期に渡って安定的に伸びています。例えば、2000年代前半のITバブル崩壊や9.11テロ後の景気後退期においても、また2009年のリーマン・ショック時においても、ビューティー市場はプラスの成長率を維持しました。過去23年間で唯一2020年のコロナ禍でマイナス成長となりましたが、これは店舗閉鎖など物理的なアクセスが大きく制限された非常に特殊なケースでした。その後の2年間の成長率が過去平均に比べて高いことを考えますと、決してニーズや欲求がなくなったわけではなく、ビューティーに対する需要に構造的な変化がなかったと言えるでしょう。

成長性:

そして「美」には、様々な成長ドライバーも存在します。
例えば、新興国における中間層の台頭によって、より多くの人がビューティーを楽しむことができるようになることは、ビューティー市場の裾野拡大につながると考えます。また、男性向け化粧品市場の拡大や、これまで使用率が低かったフレグランス需要の拡大などは、ビューティー市場における潜在的な需要を掘り起こすと期待されます。さらに、より高い効果効能が求められるアンチエイジング向け商品の開発や、パーソナライズされたビューティーケアなどは、プレミアム化を通じてビューティー市場の拡大に寄与すると考えます。こうした様々な成長ドライバーがビューティー市場の中長期の成長を高めるものと期待されます。

イノベーションが期待される「美」とは?

イノベーションが期待される「美」とは?

様々なビューティー関連商品でイノベーションが期待されています。例えば、スキンケアにおける効果効能や機能性です。マイクロバイオームは、人体と共生するバクテリアや真菌、ウイルスなどの総称で、体内だけでなく皮膚や爪など身体のいたるところに棲み、「常在菌」とも呼ばれていますが、この常在菌が肌を守る機能を応用したマイクロバイオームスキンケアは、新しい発想のスキンケアとして注目が高まっており、多くの大手化粧品メーカーやヘルスケア製品メーカーが参入しています。

また、ダーマトロジー(皮膚科学)もスキンケアで注目されている分野です。これは、人の肌はそれぞれ個性的で、その違いを受け入れ、皮膚科学的なアプローチでそれぞれのニーズに合った化粧品を開発するというものです。

医療美容機器業界でもイノベーションが起こっています。例えば、長らくレーザーが主流となっていた医療美容機器業界でRF(Radiofrequency、ラジオ波)技術が注目されており、RFは肌のより深い部分にアプローチできることから、より高い美容効果が期待できます。RFなどの革新的な技術の導入によって、レーザーの効果では満足出来なかった人のニーズを満たし、またこれまで形成外科手術でしか成し得なかった美容効果をより手軽な方法で手に入れることを可能にしたとも言えます。

改めて、美しさ以外のビューティー要素とは?

改めて、美しさ以外のビューティー要素とは?

⇒なかでも身近な美(身だしなみ等)としての要素は?
例えば男性向けスキンケア等は美しさ以外のビューティー要素の一つとして考えられます。現在、男性向けスキンケアはメイクアップのように美しくみせるというよりは身だしなみや自分自身が心地よく過ごすための選択肢といった側面が強いのではないでしょうか。グローバルにおける社会の変化として、ジェンダーレス化、それに伴う男性の美意識の高まりにより男性向け化粧品は、多くの化粧品メーカーが注目しており、なかでもスキンケアが先行しているように思います。最近では男性有名人を化粧品の広告塔として積極的に活用している企業も見られます。例えばコーセーは、プロスケーターの羽生結弦さんを雪肌精の、メジャーリーガーの大谷翔平選手をコスメデコルテの広告に起用し大きな反響を呼んでいるようです。花王は「UNLICS(アンリクス)」というZ世代男性をメインのターゲットとした新ブランドを2022年12月に発売しました。海外でも、すでに男性向けに特化した製品を提供している企業や、あらゆるニーズに応えるユニセックスなスキンケアを発売している企業もあります。

フレグランスも美しさ以外のビューティー要素の一例です。好みの香りを身にまとうことによるリラックス効果もありますが、香りを通じた自身の自己表現の手段としても需要が高まっているカテゴリーです。きっかけは様々だと思いますが、コロナ禍での閉塞感がリラックス効果を持つ香りへの需要を高めたことは大きかったかもしれません。自宅環境を快適なものにするためのルームフレグランスだったり、以前にも増して外出時にフレグランスを楽しむようになったり、場面に応じて香りを変えるなど、使い方の幅も広がったようです。また、香りの効果が長持ちするオードパルファムの売上高がより力強く伸びたという報告もあり、こうした高価格帯の商品がより売れていることも、市場規模拡大に寄与しているものと思われます。さらにSNSなどのインフルエンサーもフレグランス需要の増加に拍車をかけているようです。SNSなどを通じたマーケティングは今や主流になりつつありますが、香りを直接伝えることのできないフレグランスにおいても、インフルエンサーが巧みな表現によってその香りをうまく伝えたり、有名人が身に付けているフレグランスを紹介したりなど、消費者の潜在的な需要を喚起しているようです。

エクササイズなどもライフスタイルから美を支えるビューティー要素の一つでして、日常的なエクササイズは心身ともに健康で美しくなることに貢献すると考えられます。例えば、快適なエクササイズが可能な衣類を提供している企業や、フィットネスクラブで多くの人が日常的にエクササイズを行うことをインフラ面から支えている企業等もあります。

「美」の関連銘柄に投資する・こだわる理由は?

「美」の関連銘柄に投資する・こだわる理由は?

繰り返しになりますが、「美の追求」は国・地域や年齢などに関係なく共通であり、その根源的な欲求が需要を支えています。つまり「美」には安定性と成長性があり、それが持続的であることが「美」の関連銘柄に投資する・こだわる理由です。これは非常に特異な性質だと考えています。例えば、Lipstick Indexという言葉があります。これは、日本語では口紅効果とも言われるようですが、不景気でも口紅の売上高は落ちないという現象を表すワードです。口紅は一見ぜいたく品といいますか、裁量消費にカテゴライズされることが多いですが、実は景気後退に対する耐性が高い、ある意味特異な性質を持った商品と言われています。口紅は、古くからビューティーの象徴的なアイテムで、口紅を塗る仕草は20世紀を代表する仕草と言われたり、また口紅によって見た目やイメージが変わったり、口紅は心を癒してくれるとも言われたりします。また、例えば映画やドラマなどでも、親が幼い子供に口紅を付けてあげて、その子供が大人のように化粧してもらったことを喜ぶ様子を見かけることは多いように思います。それほど口紅というのは、見た目やイメージだけでなく心まで変えてしまうものでありながら、一方で価格は手ごろなものからありますので、不景気においても口紅を購入するという消費者の行動に繋がっているのだと思います。実はこれは口紅に限らずビューティー市場の特徴を非常によく表していると思います。

また、「美」の関連銘柄は身近で分かりやすく、理解しやすいテーマです。それは、極端なバリュエーション(企業価値評価)が付きづらいということでもあります。株式投資を難しいものにしている要素の1つが株価バリュエーションです。誰もが良さそうと思うような、世の中を変える可能性のあるテクノロジーなどには過度に期待が高まり、株価は本来の価値以上の水準まで上昇しやすいものです。それが時にはバブルへと繋がっていくわけですが、そうした株価が高いタイミングで投資をしますと、その後のリターンはあまり期待できないことが多いように思われます。しかし「美」の関連銘柄というのは、それほど目新しいものではないですし、身近で誰でも理解できるものですので、極端なバリュエーションが付きづらいと考えています。それが安定性や下値抵抗力の強さに繋がってくるものと考えられます。

「厳選投資」とは具体的にどう厳選している?

「厳選投資」とは具体的にどう厳選している?

ここで言う「厳選」とは「より自信がある銘柄に集中投資している」という意味合いです。
組入銘柄の選定に際しては、業界の成長性に加えて、個別銘柄ごとの「競争力」と「成長性」、さらにはその成長性がどの程度続くのかといった「持続性」を重視しています。この「持続性」という言葉が示す通り、運用チームでは、「長期にわたって成長していける銘柄なのか?」「長期にわたって企業価値が高まっていく銘柄なのか?」といった、長期保有を前提とした観点で組入銘柄のリサーチを行っています。

「パフォーマンスの追求」って、どの程度追求していくの?

「パフォーマンスの追求」って、どの程度追求していくの?

どの程度パフォーマンスを追求するかの議論には、まずはリスクの考え方を明確にしておく必要があります。投資におけるリスクとは、長期で回収不可能な損失を出すことだと私自身は考えています。そうしたリスクを回避しながらも、獲得し得る十分なリターンに見合ったリスクを積極的に負担することで、優れたリスク調整後リターンの獲得を目指す、これがワールド・ビューティー・オープンにおけるパフォーマンスの追求の考え方です。むやみにリターンだけを追求するハイリスクなアプローチは、高いリターンを生む可能性とともに、大きな損失をもたらす可能性が高いことが多いと思われます。リスクをコントロールする方法として、例えば個別銘柄レベルでは、本質的価値と価格の関係性に注意を向け、そこに十分な乖離(margin of safety)がある銘柄に投資することが大事だと思っています。これは、将来は完璧には予想できないため、様々なことが起こる可能性に備えて、常に余裕を持っておくという考え方です。特に強気になっているときは、何がうまくいくかばかりを考えてしまいがちで、うまくいかないかもしれないことは考えない傾向に陥りやすく、高過ぎる価格に対しても何かしらの理由を付けてそれを正当化しがちで、それこそが落とし穴になりかねません。またポートフォリオレベルでは、将来の不確実性に備えて、様々な視点でポートフォリオを分散することで全体のリスクを抑えることだと考えています。銘柄間の相関性を理解し、予測することは、意図せざるリスクを避けるうえで重要な要素です。

「プロの目利き力」って具体的にどんなもの?

「プロの目利き力」って具体的にどんなもの?

一言で表すと「本質的な企業の価値を見極める力」になるのではないでしょうか。
本質的な企業価値を見極めるためには、中長期的に成長が持続する企業かどうか、より長期になるほど不確実性が高まる未来に対して「先を見極める力」が重要であると考えています。
運用チームには、運用に携わってきたメンバーの豊富なキャリアによる経験値や長年のリサーチによって、「先を見極める力」を発揮するための様々な知見が蓄積されています。
投資の考え方を共有したうえで、これらの知見を活かし、チームで深く議論を行うことで、より本質的な企業の価値に近づくことができると考えており、これがプロの目利き力であるといえます。
また、こうした経験豊富な運用チームによるリサーチ、分析を裏付けるべく現地に赴き直接取材を行うことで、「その企業が本当に長期にわたって成長できるのか?」を重視した銘柄選定を可能にしています。

企業との直接対話時の重視事項やエピソードは?

企業との直接対話時の重視事項やエピソードは?

企業との直接対話については「自分たちの仮説との答え合わせの場」だと考えています。
先にも述べた通り、持続性という観点を念頭に置きながら、市場規模や業界動向、企業の競争力、財務状況等について、日々さまざまな仮説を立てながら企業調査を行っています。こうした調査をもとに行う直接対話の中で自分たちの仮説を確認し、より企業の理解を深め、成長戦略などについて議論を行い、投資するかどうかの確信度を深め、最終判断につなげます。
アクティブ運用を行っている以上、企業との直接対話は必要不可欠なものだと考えます。

直接対話に加えて、現地に赴くこと特有の有用性もあります。企業や店舗、工場の中で実際にどのような経営が行われているのかを直接目で見て知ることができます。たとえば、経営方針はどの程度現場まで浸透しているのか、店舗運営やターゲット顧客に対して正当なサービスを行っているのか、どこにどの程度のコストを割いているのか、などを直接見て、自分たちで立てた仮説の整合性を判断するための材料としています。

2023年3月の米国出張の際、Ulta Beautyという本ファンドでも投資している企業を訪問取材しました。Ulta Beautyは化粧品専門店を運営している企業ですが、取材の冒頭で「Ulta Beautyの店舗には行ったことがありますか」と聞かれました。実は、私にとってその時の海外出張でニューヨークの店舗に行ったのが初めてだったのですが、ニューヨークのMacy’s近くの店舗に行ったことを伝えると、その店舗は担当者の話では全米一の売上高を誇る店舗で、他の店舗とは何が違うか、店舗レイアウトの考え方、今後の店舗作り戦略、などへと議論が発展していきました。小売りはその店舗作りに成功の秘密が隠されていることが多いですが、もし店舗に行ったことがなかったら、そうした議論にならなかった可能性もありますし、理解がそこまで進まなかった可能性もあります。遥々日本から訪問して、対面で会いながらスモールトークなどをすると、お互いに人となりも分かり、次回以降の取材が入りやすかったり、メールや電話での質問にも対応してくれやすくなったり、関係性が深まることも多いです。

日本の運用会社が海外株を扱うのって不利じゃないの?

日本の運用会社が海外株を扱うのって不利じゃないの?

日本から海外株を運用することの最も大きな特徴は、投資対象から距離を置けることです。
投資先の企業の本質的価値を見定めるために、丹念に調査し、直接取材を行う、ということと一見相反するようにも見えますが、我々の投資の考え方からすると、むしろ米国外の市場、日本などから運用を行う方がよい面もあります。

投資対象の近くにいることでたくさんの情報を獲得しやすくはなりますが、一方で企業の本質的な価値には関係ない「ノイズ」の情報にも日々触れることになります。噂、思惑、政治・・・長期の視点で銘柄選定を行う際には「ノイズ」による株式の短期的な売買を避けることも非常に重要です。

繰り返しになりますが、我々のチームは、長期的な目線でみた企業の本質的な価値を見定め、投資を行うスタイルです。
運用チームでは、長い目で企業の構造的な成長性を見るのであれば、投資対象国の外からより俯瞰的な視点で見極めるほうが、小さな「ノイズ」に振り回されにくいという利点があり、我々の運用スタイルと親和性が高いと考えています。

  • 上記は銘柄選定の視点を示したものであり、すべてを網羅するものではありません。また、実際にファンドで投資する銘柄の将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。上記は、今後変更されることがあります。
  • 個別銘柄の推奨を目的とするものではなく、当ファンドにおいて上記の銘柄を組み入れることを示唆・保証するものではありません。
  • 市況動向および資金動向等により、上記のような運用が行えない場合があります。また、今後、運用方針や運用担当者が変更される場合があります。
  • 当ページの記載事項は、個人の見解も含まれており、必ずしも当社の考えをお示しするものではありません。
  • 写真はイメージです。

留意事項

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