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解説:金融商品のバリエーション

投資信託ってどんなもの?

それぞれの商品にはそれぞれの魅力が

では現在、どのような商品があるのでしょうか。ここでは大きく、「確定利付き商品」「リスク商品」の二つに分けて考えます。

確定利付き商品とは、最初から満期や償還まで保有した場合の運用のリターンが決まっているものをいいます。例えば、期間1年の定期預金は、1年後に支払われるリターンが、はじめから確定しています。金利0.5%で100万円預けた場合、元本100万円と利息の5000円を1年後に受け取ることが約束されているわけです(税金は考慮されておりません)。

国の債券である「国債」も、確定利付きの商品です。年に4回(発行月は4月、7月、10月、1月)に発売される個人向け国債は、変動金利の10年ものと固定金利の5年ものがあります。変動金利の10年ものは、最低金利を保証した上で、半年ごとに金利が見直されますので、これから金利が上昇すると思われる方には検討の余地があるかと考えられます。国が支払いを約束しているという安心感も魅力です(変動金利ものであっても中途換金の場合、換金直前の利子相当額を支払う必要があるため、個人向け国債に係る受け取り金額の合計額が投資金額を下回る可能性がある点にご注意ください)。

こうした確定利付き商品に対し、リスク商品とは、運用のリターンが確定していないというものです。

例えば、株式は企業が資金調達を行うために発行するもので、投資家は、東京証券取引所等を通して、それを売買します。投資した企業が成長し、株価が上昇する場合もありますが、仮に投資した企業が倒産した場合、その株券は紙くずになってしまう可能性もあります。

一般の投資家が一つ一つの企業を研究し、投資するのは、なかなか大変です。そこで、小額から投資でき、専門家が多くの資金をひとまとめにして投資をしてくれる「投資信託」が注目されているわけです。

なお、個人向け国債以外の国債、地方公共団体が発行する地方債や企業が発行する社債などの債券は一般に利率(表面利率)が決まっている点で確定利付きといえますが、途中換金した場合に市場の金利情勢を反映し元本を上回ったり、割り込んだりする価格変動リスク(金利リスク)がありますので元本保証とはいえません。また、社債などは発行している企業が倒産したり、倒産する可能性がある場合、社債の価格が大きく下落したり、利払いが行われない可能性(信用リスク)がありますので注意が必要です。

イラスト

それぞれの金融商品には、それぞれの魅力があります。金融機関には、多様なニーズに応えられる金融商品が、多数取り揃えられています。

現在持っている資金を、

  • (1) 使うお金: いつでも換金可能な資金
  • (2) 備えるお金: 将来使う目的が決まっている資金
  • (3) 増やすお金: 余裕資金など増やす資金

等に色分けし、そのニーズにあった商品で運用することが重要と考えられます。

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