女性が拓いていく仕事・キャリア・成長ファンドマネジャーとして、
母親として、
日々自らを磨く

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2007年入社 / 経済学部卒

債券運用第二部
外国債券担当

お客さまと同じ目線に立ちながら

就職活動を始めた頃は金融業界を志望していたわけではなく、ましてや運用会社という業種そのものも知りませんでした。しかし、自分たちがリタイアする頃には年金支給額も十分ではなくなるという知識はあったので、資産形成は重要な役割を担っていくに違いないという思いから、次第に運用業界に興味を持つようになりました。運用会社のビジネスは、手数料で収益を上げるのではなく、預かり資産残高に合わせて収益が増減する仕組みです。つまり会社の損益とお客さまの損益が一緒であり、常にお客さまと一緒の目線でいられるところが魅力です。そうした運用会社ならではのやりがいを思うたび、改めて就職活動で当社への道を選んでよかったと感じます。

世界にアンテナを張る

現在私はファンドマネジャーとして、外国債券の運用を担当しています。具体的には、投資家からお預かりしたお金を、先進国から新興国までの多岐にわたる外国債券市場に投資する意思決定をしています。市場平均を上回る運用成績が求められるアクティブ運用を主とする部署ですので、どうしたらより高いリターンが得られるかを常に考えて議論し、担当ファンドの組み入れ債券・為替の売買を行っています。世界のニュースが担当ファンドの運用にダイレクトに直結するところが面白みであり、例えば南米で何か大きな事件や政変などが起きたら経済に与える影響を先読みして、すぐに投資判断に反映させなくてはなりません。地球の裏側の出来事が“対岸の火事”ではないというダイナミックさが、この仕事の魅力です。

女性ファンドマネジャーの可能性

ファンドマネジャーにとっては投資対象市場の調査も重要な仕事で、私も数年前に米国に出張して現地の運用会社やアナリストなどにインタビューし、市場の見通しに対するネイティブな見通しを調査したことがあります。その際に感じたのが、米国を含め、海外のファンドマネジャーには女性が多く、3人の子供を育てながら第一線で活躍している女性ファンドマネジャーなども珍しくないということでした。政治や経済界を見ても今や女性のリーダーが数多く活躍しています。そうした姿を目の当たりにして、ファンドマネジャーの仕事をする上で女性であることはハンデにはならないと感じました。ファンドマネジャーにとって重要な資質の一つが判断力ですが、それは日々アンテナを高く張り、情報をキャッチすることで鍛えられていくものです。また、子育てなどで働く時間が制限されたとしても、ベストを尽くす姿勢を忘れなければパフォーマンスは十分上げられるのではないでしょうか。その意味でも、日本でも女性ファンドマネジャーはもっと増えていいと考えています。

若手が活躍できるカルチャー

当社の魅力は、少数精鋭の企業ならではの風通しのよさにあります。入社3年目、私は新しいファンドのマーケティングを任されたことがありました。私は、当時まだ一般的でなかったSNSを駆使したプロモーションを企画。社長や役員の前でプレゼンテーションを重ねて、実現させました。「ツイッターとは何か」から説明しなければわかってもらえなかった時代でしたが、会社は若手である私の企画を認めて、実行に移させてくれたのです。このプロモーションは業界でも話題を呼び、ヒット商品へと成長しました。こうした、若手のアイデアも柔軟に採り入れ、権限を委譲させてくれるカルチャーは、当社ならではと感じています。経営陣との距離が近く、部署間の垣根も低いため、意思決定のスピードが速いのが当社の強み。新しいことにチャレンジしやすい土壌だと思います。

日々の努力を重ねたい

現在私には2歳になる娘がおり、時短勤務で働いています。先ほども言ったように働く時間が短くても、パフォーマンスを上げるために常に全力で取り組んできました。子供が熱を出して急に休まなくてはならなくなったようなときでも職場のメンバーが快くフォローしてくれますし、子育て中のパパも多いため、“お互い様”の思いやりが根づいていると感じます。もちろんそうした環境や福利厚生面が充実していることはありがたく思っていますが、それに甘えるのではなく、主体的に仕事に取り組む姿勢は何よりも重要だと考えています。そこに男女の違いはありません。今後も債券運用のプロフェッショナルとしてキャリアを磨いていきたいと考えており、そのために調査や分析のスキルを磨き、経験を積んでいきたいと思います。運用の仕事は日々の努力の積み重ねですから、世界の動きに対する情報感度を高め、チャレンジを続けていきます。