投資信託の分配金に関する理解度および考え方・ニーズに関するアンケート結果

本アンケートは、投資信託の分配金に関する理解度や考え方・ニーズを把握することを目的に、「eMAXIS LINE」ご利用のお客様を対象として実施しました。分配金の仕組みや投資家の考え方について、年代や投資経験別に分析しています。NISAの普及により資産運用への関心が高まる中、本調査結果を参考に、分配金について正しい知識を身につけ、ご自身の資産形成にお役立ていただければ幸いです。
調査概要
調査目的 投資信託の分配金に関する理解度や考え方・ニーズの把握
調査手法 弊社公式LINEアンケートにて実施
調査対象「eMAXIS LINE」のお友だち
有効回答数 1,935名
調査時期 2025年10月30日〜11月6日
設問内容 前半(設問①〜⑤)までが分配金に関する理解度について、後半(設問⑥〜⑪)が分配金に関する考え方やニーズについて調査(全11問)
回答者の属性等
まとめ① - 分配金に関する理解度について
- 年代別傾向は、20〜30代が最も高い傾向が見られ、年代が上がるにつれて理解度は低下し、高年齢層(60代から特に70代以上*)で理解度が低い傾向でした。一般的に、分配金ニーズが高い高年齢層ほど、分配金の仕組みや税金についての理解が十分でない結果が見られました。(*留意点として、70代以上の回答数は53と相対的に少ない)
- 投資歴別では、投資経験が長いほど分配金の仕組み(基準価額の下落要因、複利効果の低下など)を正しく理解している割合が高い結果でした。また、未経験層では「わからない」という回答が多く、そもそも分配金の本質的な意味などを十分に理解していない様子がうかがえます。
- 設問別では「①分配金の多さが運用成績の良さを示す」と「③分配金が支払われると、投資信託の基準価額がその分下がる」の2項目について理解度が60%台にとどまりました。これらの設問は、全体的に理解度が高いとは言えず、より丁寧な説明が必要と考えられます。
1-分配金に関する理解(年代別、投資歴別)
まとめ② - 分配金のニーズや考え方について
- 「分配金に魅力を感じる」人は、全世代で約半数存在しました。
投資歴が浅い層ほど分配金に魅力を感じる傾向があり、投資経験なし層では7割超、投資歴5年未満の層でも約6割が魅力を感じていました。理由としては、年代や投資歴を問わず「定期的に現金を受けとっている実感や安心感」が最多でした。(設問⑥、⑦) - 一方、分配金の出し方(分配方針)については若年層ほど「利子や配当金のみを原資とする分配」を選ぶ意向が強く(5割以上)、50代以上では「利子や配当金に加え、値上がり益などの運用益を含む分配」が最多となり、傾向が逆転しました。年代や投資歴を問わず、「元本取り崩し型」には否定的な意向が目立ちました。なお、投資経験なし層の6割近くが「よくわからない」を選択しており、よくわからないものの何となく分配金に魅力を感じている実態が浮き彫りとなりました。(設問⑧)
- 「毎月分配型ファンド」への今後の投資意向は年代や投資歴によって分かれ、若年層や投資歴が長い層ほど投資に慎重な姿勢が見られました。(設問⑩)
2-分配金のニーズや考え方(年代別、投資歴別)
分配金についての解説(設問①~⑤)
- 下記は、設問1〜5問目の解説です。投資信託の分配金には「普通分配金(課税対象)」と「元本払戻金(特別分配金・非課税)」の2種類があり、それぞれの性質を理解することが大切です
- その上で、分配金「あり」か「なし」かどちらのタイプを選択するかは、ライフスタイルや投資目的に応じて検討してみてはいかがでしょうか
Q. 分配金の多さが運用成績の良さを示すと思う
A. 必ずしもそうとは限りません。
預貯金と違い分配金は投資した元本の取り崩しを含む場合があります。また、投資した元本の値動き(基準価額の変動)があります。運用成績が良いかどうかを確認するには月次レポート等で「騰落率」(トータルリターン)を確認してみましょう。分配金(税引前)を再投資したものとして計算するので、実質的な運用成果を把握できます。(※お客さま自身の損益を示す数値とは異なります)
Q. 分配金は、投資信託の運用益だけでなく、元本の一部を取り崩して支払われることもある
A. あります。
分配金は、当期の収益を中心に支払いますが、収益以外から支払われることもあります。過去に支払われた分配金の内訳については、「運用報告書」で確認できます。分配金の原資が「当期の収益」もしくは「当期の収益以外」から支払われているのか、知っておくことも大切です。
*運用管理費用(信託報酬)等の費用
・当期の収益を超えて支払われる場合、当期決算日の基準価額は前期決算日と比べて下落することになります。また、分配金の水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません
Q. 分配金が支払われると、投資信託の基準価額がその分下がる
A. 正しいです。
預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産の中から支払われますので、その金額相当分、基準価額が下がる要因になります。(ただし、決算日に株価の上昇など他のプラス要因によって、結果的に下落要因が相殺される可能性もあります)
Q. 分配金を受け取る際に税金がかかる場合がある
A. その通りです。
お客さまそれぞれの購入時の基準価額(個別元本)により、「普通分配金」と「元本払戻金(特別分配金)」にわかれます。「普通分配金」は利益として課税対象となります。一方、「元本払戻金」は投資元本の一部が戻ってきたものであり利益ではないので非課税です。また、分配金を再投資する場合も税引き後の金額*となり、分配金を出さないコースの同ファンドと比較すると投資効率が落ちます。
*特定口座(源泉徴収あり)での再投資
Q. 投資信託の運用益等を分配金として受け取った場合は、その分の複利効果が得られない
A. その通りです。
複利効果とは、運用で得た利益を元本に加えて投資することで、利益が利益を生み資産が膨らんでいく効果のことを言います。分配金を受け取るということは投資信託を一部取り崩しているイメージになるので、その分の複利効果は得られないことになります。もし、分配金の使用予定がないという方は、分配を抑制する方針のファンドを選択する方法もあります。
※ 将来の運用成果を示唆・保証するものではありません。
※ 分配方針は、基準価額水準や市況動向等により変更する場合があります。
※上記は中長期的な基準価額の上昇を前提としていますが、運用状況によっては投資元本を割り込むことがあります。
当調査は回答者の属性等に偏りがあるため、必ずしも正確な結果とならない場合があります。一部の個人の意見・考えであり、必ずしも弊社の考えではないことにご留意ください。また、将来の運用成果を保証するものではありません。投資に関する決定はお客さまご自身のご判断と責任のもとに行っていただきますようお願いいたします。上記は参考情報の提供を目的としているものであり、特定のファンドの購入、売却、保有を推奨するものではありません。
※投資信託にはリスク(投資元本を割り込むおそれ)があり、購入にあたっては手数料等その他の費用がかかります。詳細につきましては、以下のリンク先をご確認ください。
https://www.am.mufg.jp/other/risk.html【本内容に関するご留意事項等】
- 本調査の内容は概要であり、すべてを網羅したものではありません。当グラフの数値について、表示桁数未満は四捨五入しています。また、四捨五入の関係で合計値が100%とならない場合があります。
- 本内容は、分配金についてご理解いただくために三菱UFJアセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示ではありません。本資料は投資勧誘を目的とするものではありません。投資信託をご購入の場合は、販売会社よりお渡しする最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。
- 本内容は作成時点のものであり、将来予告なく変更されることがあります。また、信頼できると判断した情報等に基づき作成しておりますが、その正確性・完全性等を保証するものではありません。
- 投資信託は、預金等や保険契約とは異なり、預金保険機構、保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。銀行等の登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金の補償の対象ではありません。
- 投資信託は、販売会社がお申込みの取扱いを行い委託会社が運用を行います。
- クローズド期間のある投資信託は、クローズド期間中は換金の請求を受け付けることができませんのでご留意ください。